愛と恋と

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なーんだ、やっぱり姉さん、公子様のことが好きなんじゃん。 でも、聞いてよかった。 でなきゃ私、姉さんのこと、いつまでもからかっていたかもしれない。 それって姉さんや公子様の心を傷つけちゃうよね。 私だってあの時、コリスとのことを言われていい気はしなかったもの。 私は姉さんに一言お礼を言って、姉さんの部屋を後にした。 「でも、姉さん、今のままでいいのかな」 部屋に帰った私は、なんとなく姉さんのことが気になってしまった。これから公子様のお屋敷に自動車を見に行くための準備をしたいのに、手につかない。 「やっぱり聞こうかな。いやいやでも、これは私が首突っ込んでいい問題じゃないし! 下手に引っ掻き回すのは良くない!」 私は自室のベッドの上で、悶えていた。 こうなるともうどうしようもないんだよね。 やっぱ姉さんに色々聞こうかな? そう考えてベッドから起きたら、誰かが私の部屋のドアをノックした。 開けると、そこには兄さんがいた。
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