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「あれは絶対霊の仕業だ!」
それに江も乗っかる。
「そうそう! ボクらが自分の意識を保てたのは朔也に霊感があったおかげだよ!」
ハッ! と吐き捨てるように笑って奈津実は背を向け腕を組んだ。
「くだらない! そうやって何でも霊のせいにすればいいと思ってるんだからおめでたいわね!」
朔也はその言葉に珍しくイラつきをあらわにした。
微々たる感覚だが自身に霊感があることは自負している。
霊の存在自体をバカにするような発言は、自分のことも否定されているように朔也は感じたのだ。
「必ず証拠を見つけてやる!」
そう啖呵を切って朔也は生徒会室を後にした。
奈津実はやれやれと溜息を付く。
「ったく。救いようのないバカね」
「ね~!」
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