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Epilogue - Good by my master
「……ボクはね、本当は戦争になんて行きたくなかったんだ。元々ボクたち恐竜型はここのずっと北にあった《絶滅動物園》の展示として造られたの。そこで子供たちとお話ししたり仲間と狩りごっこを見せたりしていた。ボクとロッキーとブライアン。ボクたち三体が園の看板代わりで、毎日お客がたくさん来てくれたんだよ。本当に楽しかったなあ……」
本日の《アレックスの頭上で最高の夕陽を見る権》はシャルルが獲得し、他二十一名はトレーラーの上で静かに二人の会話を聞くことを義務付けられた。雲ひとつないメキシコの空は平和を体現しているような凪。弾丸の嵐などとっくに忘れ去ったかのようだ。
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