第弐章 初めての夏から・・・

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そして最後はアニメショップへと足を運び買い物をする。 楽しい時間はあっという間に過ぎて行き夕方となり帰る時間となってしまう。 沼津駅のホームで電車を待つ二人。 並んで立ちながら話をしており終始笑顔でいる。 電車が来て乗り込み、二人は空いている席へと並んで座り暫くすると電車のドアが閉まりゆっくりと走りだす。 タタンタタンと揺られながら座る俊哉。 すると俊哉の右肩に何かストンと重みが感じられた。 「あ・・・」 チラリと横目で見ると寝てしまった司の頭が俊哉の右肩に寄りかかっていた。 スゥスゥと寝てしまっている司。 俊哉はこの状況に驚くも、動いて起こしてはマズイと感じそのままジッとすることにした。 静岡駅に着くまでの時間、俊哉は司に肩枕をされながら過ごすのであった。 俊哉はこれはこれで良いかなと思いながら、今日一日の思い出を噛み締めているのであった。
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