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「でも・・・さっきのあれは一体なんだったの?」
私達は一旦駅の方へと戻るべく、山道を歩いていた。
「あれは、私の・・・いや、今はまだ聞かないでいて欲しい。いずれきっと伝える時が来るはずだから・・・」
プニ太郎が少し狼狽えたように見えた後に珍しく真剣な顔付きで私を見てそう話すから、私はそれ以上問い詰めることができなかった。
「そっか・・・わかった、いつか話しても良いって思える日が来たらその時は教えて欲しいな」
それだけを伝えると、しばらくの間お互いに話す話題が見つからず、沈黙のまま歩き続ける。
(ここに来てプニ太郎だけに辛い思いをさせて、自分だけ辛い思い出から逃げるわけには行かないよね・・・)
「あのね、プニ太郎少し寄って行きたい場所があるの・・・」
私はその場に立ち止まり、プニ太郎に話しかける。
「・・・?私は全然構わないが、どこに行くんだ?」
プニ太郎は少し顔を傾げると疑問を感じたまま私に返答する。
「プニ太郎が来てくれて少し元気が出てきて・・・今なら自分の過去とも立ち向かえるかなって・・・」
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