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「……どしたー?元気ねぇみたいだけどー?」
あれからご飯を食べ終えた僕達は学校に登校した
「何でもないよ?僕はいつも通りだから大丈夫だよ
」彼は僕の幼馴染の小春 虎巻(こはる とらまき)
皆からは春巻き(はるまき)と呼ばれている…
小春くんは狼男で常に耳や尻尾が出ている。
だいたい尻尾や耳を見れば何を思ってるのか分かる
「そーか?じゃあ大丈夫だな!」
ニカッと鋭く尖った八重歯が見えるくらい…眩しい笑顔……
僕はいつから笑顔を無くしたっけ…
「ねぇ…僕…ちゃんと笑えてるかな?」
じっと僕を見てくる…
「前のお前とは違う笑顔…みたいに見える……けど悲しそうに笑ってる感じする」
やっぱり…上手く笑えない…どうしたらいいのかな…
「あんま…気にするなよ?虎之は虎之だからな!」
…僕も小春くんのように…なりたかった
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