第一章 雪語
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いつもは繋がっていない、死保のドアだが、仕事があった時だけ、出る事が出来る。 外に出ると、日射しが強く、かなり暑かった。 季節は初夏になっていたようだが、死保にいると、季節も時間もないので、 季節に麻痺していた。 「死んでいても、暑いのか……」 死保も、生者と変わりなく暑い。 外に出ただけで、暑さに参ってしまいそうだった。
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