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死保の倉田のアパートから出ると、いつも同じ場所に出る。
どこかのアパートの通路のようなのだが、倉田のアパートとの関連は全く分からない。
ドアの表札を見ると、マジックで書き込まれているので、誰かは住んでいるのだろう。
でも、全く人の気配がしなかった。
アパートの通路を出ると、普通の道で、車も走っているし、人も歩いている。
駅には近いので、歩いて行くと電車に乗った。
「市来、まずビールだよね」
図師は、飲みに行くという所で記憶が途絶えているせいか、目覚めると
ビールだ酒だと思うらしい。
死保のメンバーは、記憶していなくても、死んだ状況を引き摺っていた。
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