11人が本棚に入れています
本棚に追加
ヨシノと再会したことをアイコに話した。
アイコ「何?シゲオもついに高校の同級生の女子と運命の再会?あんた、免許はどうなのよ。」
俺「学科が全部終わった。あとは、実地をクリアするだけ。」
アイコ「は?あんたバカね?学科も実地も両方同時進行でしょ普通は。本当に要領悪いね。」
結局3ヶ月かかって俺は免許を取った。
自動車公安委員会の学科の試験は、かなり難しかった。それでも、受かった。
アイコ「シゲオ、約束だよね。免許取ったらあんたは実家に帰る。豊見城市から与那原に帰る」
俺「うん。わかってる。じゃあ、俺らもう別れるってこと?」
アイコ「そうは言ってないじゃん。あんた、まずは大学また受けるか、仕事探すかしてごらん。社会に出るか進学するかしなさい。」
俺「わかった。」
そういえば、大学落ちてしばらく浪人しようとしてたとき、3月頃、高校時代の登川(ノボリ)の連絡先聞いたな。電話してみるか。
ノボリ「はい、もしもし。シゲオか。お前も浪人生だろ?勉強してんのか?」
俺「ノボリよ。お前はどうなんだよ。」
ノボリ「俺は着々と勉強してるぜ。誰かさんみたいに女にウツツを抜かしてる場合じゃねぇからな。北大の農学部の偏差値やべぇから。」
俺「うるせぇ。俺も今から本腰入れて予備校行くわ。また。」
ノボリ「お互い頑張ろうや」
最初のコメントを投稿しよう!