第六章 親友×自分?

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『みよさんは大地が大好きなんですね』 と。 馬鹿!!竜の野郎、蒸し返すなよ。 『当たり前田のクラッカーだよー。可愛くて目に入れても痛くない!目どころか何処に入れられても大歓迎っ!』 何処に入れられても・・・。 『何、下ネタ言ってんだよっっ。』 と言うと、みんみんと竜が 『『下ネタ?』』 と口を揃えてこちらを見た。 それから直ぐに竜が大笑い。 『竜君、大地わけわからないこと言ってごめんねー?』 『くくくくくく・・・だ、大丈夫、です。慣れてます・・・』 なんか二人が既に意気投合してるのがムカつく。 『なんだよ・・・』 『身体は大きくても可愛いままだなー大地は!』 『俺から見ても可愛いですよ、大地は。』 『何言ってんだよ!?意味分かんないしっ。俺よりも、むしろ・・・、・・・。』 みんみんは何しても可愛い・・・って言いそうになった。 『むしろ、なぁに?』 ここでまた上目遣い。 確信犯だな、みんみん。 『何でもない・・・』 『みよさんが可愛いって言いたかったんですよ大地は。いつも「みんみん可愛いー」が口癖です(笑)逢うの楽しみにしてました。予想より遥かに可愛い叔母さんです。』 『んまー!竜君ったら、お上手♪今晩は何でも奢るわよ!』 上手く誤魔化してくれた竜に感謝・・ ・したいが。 『おい、竜。余計なこと言うなよな。』 『そんな赤面しながら言われると抱き締めたくなるよ、大地。』 そう言って俺に軽いハグをした。 『やめろよっ!』 『いーぢゃん、ケチ。』 このやりとりを目を輝せながらジーと見てる、みんみん。 『彼女じゃなくて彼氏だったのね★』 『違っ!』 『みよさん、俺の片想いですから』 『えっ!麗しいBL!』 『竜はバイなの』 『性という概念がないと言って欲しい。』 なんなんだ、このやりとりは・・・。 それから、BLだ~なんだと賑やかに盛り上がりながら、みんみんが泊まるビジネスホテルへ向かった。 手を繋ぎ続けながら。
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