第七章 漏れた本音

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『予約が間違ってる?』 『はい、お客様のご予約は今週末の土日になっております。申し訳ございません、本日から金曜日までは夏季スポーツ大会のため空室が御座いません。』 『みんみん、予約時に入力ミスでもしたの?』 みんみんは直ぐに携帯画面を確認しガックリした。 『う・・・間違ってた(T_T)気付かなかった・・・大地・・・、泊めてくれる?』 『・・・/////だ、だめだよ。だめに決まってる。』 他に方法もないのだから、みんみんが俺に頼るのは当たり前なのだが。 つい即答で断ってしまった。 『自分自身が、この気持ちに気付いているのに一週間も同じ屋根の下にいるなんて理性が持つかわからない。』 『大地、声が漏れてる。』 突っ込まれ気付いた時には遅かった。 『!!』 バレた、本人に。 ヤバいよな、コレ。 固まってる。 そりゃ、そうだよな。 実の甥っ子なのに。 こんな風に気になる人にバレるなんて、最悪だ。
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