第三章 待ち合わせ

2/2
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
そう。 実は俺が大学生になったから逢ってみたいと主婦で自由なみんみんは、今日から一週間、旅行を兼ねて俺に逢いに来ることになっていた。 ビジネスホテルに滞在するらしいから、俺の理性が保たれるけど。 ガラガラ・・・ガラガラガラガラ・・・。 飛行場で待機しているとキャリーの爆音と共に小さい生き物がこちらに向かって爆走してきた。 ?? あ、あれは! 『だ~い~ちぃ~(*^▽^*)ノシ』 みんみんが爆走で向かってくる。 子供みたいに回りが見えずの爆走。 キャリー付で。 『みんみん、危ないから!』 声を張り上げた途端、みんみんは躓いてしまう。やっぱり! 『みんみん!』 気付いたら、みんみんを抱き抱えていた。 『瞬間移動かよ、大地・・・』 と遠くで呟く竜の声を他所に、みんみんを抱き抱えてため息が一つ。 『怪我はない?危ないだろ!大人なんだから走るなよ。』 抱き抱えていた腕の中から顔を出して俺を見つめるみんみん、可愛すぎて離したくなくなる。 『大丈夫だよ、ありがとう。ごめーん。久しぶりに大地に逢えると想って、つい。・・・大きくなったね、大地!しかも、いつのまにイケメンさんに★叔母さんは嬉しいよ(^∇^)』 ぎゅっ、と抱き締められ鼻血吹くかと想った。 人の気も知らないで・・・。 だけど平然を装わなければバレてしまう。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!