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『久しぶり、みんみん。相変わらずだね。でも俺も大学生になったわけだし、いきなり抱きつくのは止めてよ?』
『・・・ごめんー。彼女さんとか居たら、こんなBBAでも勘違いされちゃう?』
いや彼女居ないし、BBAに見えないし・・・。
『・・・』
『大地?』
『・・・うん、そうだね。大人らしくしてよ、と・・・友達も来てるから。』
『え・・・??』
キョロキョロと回りを探しているみんみんに竜が近付いた。
『こんにちは、大地の友達の竜です。』
背筋ピーンとして竜に向き直るみんみん、可愛すぎだろ。
『は、は、初めまして!大地の叔母のみよです。いつも大地がお世話になってましゅ・・・っす』
緊張して噛んでる・・・。頬の緩みが隠せずにいると、竜が満面のイケメンスマイルで手を出し握手を求めている。
『宜しくお願いしますね、みよさん』
『宜しく、竜くん★』
握手を交わし、みんみんが手を離そうとした時、竜がその手を引っ張った。
『え・・・?』
受け身が取れず前のめりになるみんみんを竜が抱き締める。
『手を離しがたい程、可愛らしくて、つい。失礼しました。』
とみんみんの耳元で囁いた竜にみんみんは赤面している。
『竜!もう、いいだろ?離せよ。』
ついイラッとしてしまい竜からみんみんをひっぺ返す。竜はニコニコしている。
『コラ、大地。そんな言い方しないのー。』
と言いながら俺の腕の中で上目遣い。
もう、勘弁してくれよ、まじで。
『みよさん、ふざけすぎてスミマセン。改めて宜しくお願いしますね。』
『宜しく、竜くん★☆』
俺から離れて竜に向き合い何故か最敬礼するみんみん。
俺は・・・みんみんが何しても萌える。
重症だ。
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