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「本当のこと言っただけ……」
「それが可愛いんだよ」
啓さんの唇は私の唇を啄みながら、指で潤んだ部分に入れ内側を擦った。
「あんっ」と甘いため息を漏らしてしまうと、彼の指はより刺激を与えようと入り口あたりを擦りながら、出し入れを始めた。
淫らな水音と自分の甘く喘ぐ声が小さな部屋に響く。
そんなに厚い壁ではないだろうから、声を押さえなければならないと思うのに、抑えられない。
「痛くない?」
もう何度も身体を繋げた。
両手で数えられないくらい。
だけど彼は初めての頃から、気遣う言葉は忘れない。
「平気……気持ちいい」
だから大丈夫だと教えたいから、正直に言う癖がついたのかもしれない。
彼は“フッ”と笑い「じゃあ指、増やすね?」と言うと、私の中に入れる指を増やし、少しだけ激しく擦った。
「んんっ……」
「痛い?」
「ううん、いいの……」
すると安堵したのか彼の指は、私の熱くなった突起を優しく撫でる。
「舞はここ、好きだよね?」
「好き……啓さんがすること全部好き……」
啓さんの首にギュッと腕を巻き付かせ言うと、彼は大きく息を吸い込んだ。
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