三つの盆

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空の盆を持つ奴隷の顔は、緊張のあまり真っ白になり、ロウのようだ。 まさか、今度は自分の首がこの盆に載るのだろうか? まるで綱渡りをするような震える足取りで、奴隷はとうとう娘の前に立ち止まった。 すると、娘は盆を打ちやって、指で奴隷の美しい裸の胸をゆっくりなぞりながら、上目づかいに奴隷を見た。 宴はまだ続くのであった。
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