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おっさんのおかげで無事に門をくぐり、ギルドへと向かう。
木造三階建ての大きな建物が俺が入るギルドだ。
名前はアルティメットスピア。
入会費で300リバかかるが、紹介料で500リバ入るというおっさんが入会費を払ってくれた。
中に入り右側にバーカウンターがあって後ろの棚には沢山の種類の酒瓶が置いてあった。
日本酒らしき物もあるので機会があれば飲んでみたい。
おっさんの話だと朝から晩までここは酔っ払いが多いらしい。
絡まれたりしないかと少し心配だったが、問題なく登録が完了した。
明らかに日本ではないのに書いてある文字は日本語でなんだか変な感じだった。
ギルド名はカタカナでアルティメットスピアだし、よくわからない。
特に問題はないので気にしないことにした。
受け取ったカードは灰色で、ギルド名と俺の名前が書いてあった。
おっさんは茶色でもう少しで青になるみたいだ。
沢山依頼をこなしてギルドに信頼されているのだろう。
泊まれる部屋を聞くと205,206と二つ並んだ部屋があったのでそこを借りた。
依頼の受け方をおっさんに聞いて灰色の紙を確認すると簡単な物ばかりだった。
それは明日やろうと決めた。
おっさんに誘われておっさんの奢りで飲んだ酒は旨かった。
コニアは普通にビールだし、アレアリーは普通に鶏の唐揚げだった。
おっさんの友人のベックさんと友達になった。
おっさんが見知らぬ人に世話を焼くのはいつものことらしい。
テーブルの下のメモ用紙に注文を書くと箱から出てくるのは驚いた。
ベックさんにも奢って貰えた。
近くのテーブルの人が食べていたものを聞くとユノリスといって好みが分れるらしい。
もし機会があれば食べてみたい。
おっさん二人にいろいろな酒とつまみを奢って貰えてとても満足した。
ある程度金が貯まったら二人に奢ろうと決めた。
部屋はユニットバスが付いているしベッドも柔らかかった。
明日は初の依頼なのでゆっくり休もう。
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