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今日から日記でもつけようかな、と思い立ちノートに書き込んでいる。
アパートに帰宅しベランダで煙草を吸っていたら突然外が見知らぬ草原になった。
外に出るのは少し戸惑ったが、好奇心が勝ってリュックを持って飛び出した。
スマホが使えることに気がつき場所を調べると最初にいたのはコヨル草原。
時刻は14時頃。
ひとまず一番近くのトラソル城下町へ向かう。
スライムを見つけて倒したが現金も経験値も素材をゲットできなかった。
弾け飛んだスライムは核のような物に集まってきていたが潰すと光になって消えた。
黄色いレンガの道は左が城下町、右には30分ほど歩いたところに街があることがわかった。
城下町の方が近いので予定通りにそっちに向かって歩いて行った。
まだ15時頃なのに人が少なかった。
門の前には十数名並んでいた。
俺の番が来たのは16時前
その少し前におっさんに声をかけられた。
ヘッドフォンのことを魔道具だと思い俺を良いところのお坊ちゃんだと思ったらしい。
ちょうど良いのであえて訂正はしなかった。
おっさんの好意でギルドを案内して貰えることになった。
服も住処もギルドに入ればなんとかなるし、おっさんには感謝しかない。
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