弥生

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 美沙はおつかいを頼まれていることも忘れて、走って走った。今見た景色をどう言い表したらいいのだろうか。胸がいっぱいになって、どうしようもない。  ただ一つだけ言えることがあるとしたら……  今日の先生ほど美しいものを、私は生涯目にすることはないだろう。
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