3人が本棚に入れています
本棚に追加
1218.
布団の上でもう一度考える。
「……最後に、ニュースを見たことは覚えているんだけどなぁ」
そう。そのニュースを見て、僕はひどく衝撃を受けた気がするんだ。
「……ん?」
部屋の隅、机で隠れて僅かしか見えないけど、あれはダンボール?
「どれどれ……」
封をしてないダンボールの箱。中にあるものを取り出してみると、一冊のノートだった。
「ふむふむ」
表紙をめくると、短い文章が。
『ひと時の安寧すら私には許されない。幾星霜もの時をたった一人で過ごす』
最初のコメントを投稿しよう!