ショタ好きな私はイケメンモンスターを産み出すダンジョンマスター

イケメンモンスターを産み出していいですか！？

目論見通り、幾つかの宝箱からココアを手に入れた冒険者がベンチに腰掛けてケットシーを眺めている風景があった。

数日後、5階層に細身の耳長おじさんが見受けられる様になった。もしかしてエルフ？ケモナーだったのか。

6階層に辿り着いた冒険者現る。順調に冒険者の人数も増え、そろそろ500人を超える勢い。そんなにダンジョン入る程冒険者って多かったんだね。対するはリザードマン、槍って凄いね。懐に入ろうとする冒険者を軽くいなしてる。中距離をキープして全然攻め込まさせずに圧倒してる。

お、リザードマンを倒している冒険者もいる。どうやら魔法職がパーティーにいて遠距離で勝利したみたい。今回は宝箱にも罠があります。無事解除して中身を拝めるかな～。はい、解除失敗で警報装置が作動しました。周りからワラワラとリザードマンが登場。荷物を置き去りに、這々の体で逃げ帰りました。

罠を解除して中身をゲットした冒険者もいた。今回6階層は元気溌剌栄養ドリンク。24時間戦えますよー。スタミナ以外に回復効果もある様で美味しいポーションになっているみたいだ。

数日後、やたらとローブ姿が目立ち始める。魔法職が増えて来た。この世界の魔法職は魔力の回復手段が乏しい様で余り前線には出て来なかったらしい。所が6階層の栄養ドリンクを飲んだ魔法職が魔力の回復効果がある事に気付いた模様。お陰様で6階層は相性の関係もあり魔法職のパラダイスになっております。相変わらずおっさんばかりなんですが。てかジジイ率も上がってるよ。

さて、遂に7階層に辿り着いた猛者が現れました。パーティー編成も攻守に優れた万能型。対するはイケメンゴブリン。今迄相対して来たモンスターとは雰囲気からして違い、ナイスミドルなフェイスに嫉妬した冒険者が仕掛けて来ました。結果は返り討ち、強えー。

ここ数日おかしな現象が発生し出している事に気付いた。パーティーの中にいるかいないかだった女性が必ずと行って良い程見られる様になっていた。お目当は7階層ですか？

そして7階層に女性を含めたパーティーが辿り着きました。女戦士って居たんだね、むしろ男達の方が後方支援に徹している。バフの重ねがけって言うのかな。それでも一対一ならイケメンゴブリンは揺るぎもしませんでした。隙をついて後方の支援組を峰打ちで気絶させたらもう後はバフの切れた女戦士に勝ち目はなかった。武器を弾き飛ばされ転倒。勝負ありだ。