ショタ好きな私はイケメンモンスターを産み出すダンジョンマスター

イケメンモンスターを産み出していいですか！？

「ん？イケメンゴブリンさん、何しようとしてるのかな」

武器を納めて女戦士に近づく。覚悟を決めたのか、女戦士は倒れたまま目を瞑っていた。そこへイケメンゴブリンさんてばあろうことか女戦士を抱き上げた。って、お姫様抱っこじゃん！抱きかかえられた事に驚いた女戦士は目を開いて間近のイケメンゴブリンさんを見つめる・・・あ、これ落ちてるわ。気絶している男達を無視して階層を後にする。え、イケメンゴブリンさん女戦士をお持ち帰りですか？ダンジョンを出るまで誰もが遠巻きにあり得ない光景を目の当たりにしていた。モンスターってダンジョン出られたんだー。

後日、女性冒険者の数が増えました。良いのか？まぁ本人が幸せなら構いませんけどね。今日もダンジョンは平和です。あ、7階層の宝箱は抹茶を入れておりました。お年を召した冒険者が好んで飲み始めたとか。

8階層に辿り着いた冒険者がショタスライムを見て硬直してる。ふふふ、可愛かろう。出来れば倒して欲しくないけど男の冒険者はモンスター倒してナンボだよねー。ショタスライムはケットシーと同じで想い想いに動いて戦闘は殆どしてません。通り抜ける冒険者続出。宝箱の中は栄養補助ゼリー飲料にしました。携帯食としても優秀みたいで、モンスターそっちのけで宝箱を漁る冒険者が増えました。

数日後、その方達はやって参りました。ショタ大好きお姉様方です。高そうな服装に取り敢えず胸当て付けた軽装で護衛をお供に大進撃。他の階層を駆け抜ける様にして8階層を目指してました。この世界にも同士が沢山居たのね。イエス、ショタ、ゴータッチ！でお姉様自らがショタスライムをお姫様抱っこして持ち帰ってますが何か？幸せにおなり～。ここに来て女性人口も大分増えて参りました。

と、あっと言う間に9階層に到達した冒険者。まぁ当然か。迎え撃つはイケメンコボルト。ショタじゃないお姉様方は此処で返り討ちにあう事でしょう。普通に強いから男の冒険者も返り討ちなんだけどね。

案の定、年下好きお姉様方が殺到。モフモフしながらお持ち帰りする光景は何とも微笑ましかった。護衛の皆様お勤め苦労様です！さて、9階層の宝箱の中はコーヒーにしました。大人の味？好みの人は結構居た様で、此処も人気になりそうです。

さて、10階層はドラゴンでしたが、全10階層だったダンジョンがお陰様で規模が拡張した様で全15階層になりました。ドラゴンは15階層にお引越し。