イケメンモンスターを産み出していいですか!?

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3階層の宝箱に入っていたスポーツドリンクも冒険者はお気に召してくれた様子。4階層へはいつ頃たどり着けるかな? 8階層でショタハーレムしながら巨大モニターで観察していたある日、とうとう4階層に辿り着いた冒険者が現れた。ダンジョンに挑戦する冒険者の数がここ数日3桁をキープしていた。 4階層を徘徊していたオーガに遭遇、戦闘が始まる。あ、前衛が吹っ飛んでった。コボルトを倒せるレベルでもオーガには勝てなかったかー。どうやらメインアタッカーがやられた様で戦線離脱して行った。こうして宝箱には逃げた冒険者の落し物が補充されるのでした。外れですかね。 4階層に侵入してくる冒険者が二桁になる頃、ついにオーガを倒してその先にあった宝箱に近づく冒険者が現れた。あー、そこには罠が有るんだよー、油断してるよー。 今までの階層には罠が無かったので完全に油断していた冒険者が罠に嵌った。 「定番の落とし穴を仕掛けてみたんだけれど、簡単に嵌ったねー」 「罠のある所は地面の色とはほんの僅かに違いますが、注意深くみなければ気付けませんから」 落とし穴で怪我をしたのか、冒険者が撤退して行った。落し物のハズレがどんどん宝箱に補充されて行ってるなー。お、当たりの宝箱を開けれた冒険者がいる。 「今回4階層の中身はお酒にしてみました。未成年が何処にも居ないし良いよね?」 「私めは見た目が未成年ですが、年齢は成人を軽く超えております。ただ詳しい年月は数えておりません」 「ダン君は私にとって永遠のショタだから年齢は気にしません」 宝箱をクーラーボックスみたいにして中身をキンキンに冷やしてみました。早速お酒を飲んだ冒険者が冷たい喉越しに驚愕していた。 数日後、4階層に背の低い冒険者が殺到した。あれってドワーフ?人間以外の種族が居たんだ。 5階層に辿り着いた冒険者が徘徊していたケットシーと遭遇した。そう言えばケットシーって人の言葉を喋れたっけ。「いざ尋常に勝負にゃ!」と言われた冒険者がビックリしている。 何だかんだでケットシーを攻略できた冒険者が罠にも警戒しつつ宝箱を開けた。5階層の中身はココアにしました。ケットシーってあんまり好戦的な性格の子が少なくて、普段はゴロゴロしている子が多い。だからココアを飲みながら戯れてるケットシーを眺めてほっこりさせようと考えた。 5階層には宝箱の横に罠ではなくベンチを設置して休憩場所の様にしてみた。
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