あの人の隣に・・

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 私の名前は、美月彩音(みつきあやね)一ヶ月前に大学生になったばかりの18歳。入学した大学は理工系の大学で、私は基礎理工学部の情報学科で主にパソコンからスパコンまでの電子計算機の基礎を学んでいます。 「おはよう、あやね」 「おはよう、まき」 「おはようございます」 「うぃ」 「ういっす」  私が通う大学の特徴の一つとして、1年生の時は、全員が北海道のキャンパスに通わなくてはいけないこと。基本全員が寮生活をしなくてはいけないこと。  挨拶でも判る様に、男女同じ寮で生活する。  部屋の建屋はもちろん別々だけど食堂は一緒。  今は水曜日の朝6時45分。  私は窓際の席に座っている。  入学して1カ月少ないながらに友だちもできた。 「おはよ。あやねはいつも早いね」 「おはよ。いつもの事だか普通よ、秋保」  秋保は私の前に座り、私の顔を見ながら、 「まだ来ないね、柊君」 「なっなっにっに、いい言ってるのかな、秋保は」 「わたしは~~た~~だ~~柊君来ないねって言っただけでしょ~~フフフ」 「そっそうだよね、うん」
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