あとがき

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あとがき

「好事家異聞」完結しました。 この作品は、八年ぐらい前に 書いたもので、今と作風が 違っていて、 何だか迷走していた感があります。 それでも、自分なりに 楽しんで書いていた覚えがあります。 当初、第一章の部分しかなくて、 短編を構想していたのですが、 棕櫚山医師や胡桃沢看護師を もう少し書きたくて、 第二章以降を考えました。 で、書いていくうちに、 続編の構想も出来ました。 と、いうのも、いくつかの伏線は、 いまだ回収していない状態でして。 例えば、棕櫚山の過去に関してのエピソードで あったり、 「N***氏」の同僚作家の悩みだったり、 また、向ヶ渕町の秘密だったり、 とまあ明かされていないことが あるので、その辺のことを 書きたいですね。 因みに、作家「N***」は、 僕のことではありません。 イニシャルは同じですが。 紆余曲折迷走の果てに書いた小説でしたが、 読まれた方が、少しでも楽しまれたことを 願いまして、取り敢えず、この物語は 閉じることとします。 皆さま、ありがとうございました。
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