思い出の人

再会

今日は、朝以外海斗君とは話してない。
私は、放課後にならなければいいのにとどれほど思ったことか…それでも、時間は止まらず放課後になった。

帰りのホームルームが終わると、海斗君が私の所に来た。

「心花、もう帰れそうか？」

「うん、どこで話すの？」

「今は言えない……行けば分かる。」

「分かったよ…」

私は、少し不安に思った。でも、海斗君も、少し不安そうだった。海斗君は、私に何を話すのだろう？私の何を知っているのだろう？

海斗君が私に話すことで私は、海斗君の友達では無くなるのでは………

その思いは、私の頭の中を駆け回り続けた。