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次の日、妻に夜中の事を言うと覚えていないと言われました。
そして、妻は仕事に出かけ、私は仕事が休みだったので一緒に住んでる母に昨日の夜中の話をしました…。
「……で、窓を開けようとするから止めたんだよ」
母「そうだったのかい……」
「ん?どうした?」
母「いや、お母さん…昨日変な夢見てねぇ……」
「変な夢?」
母「うん……寝室の窓が少しだけ開いてて、そこからまったく知らないオトコが入ってこようとするんだよ」
「はあ?」
母「そのオトコ、この世のモノではないのはすぐわかったから、ずっとお経を唱えてたら窓を諦めていなくなったんだ…こんな体験初めてしたよ」
「…………」
そうです!!
妻が窓を開けようとしていた同時刻に、母親の夢の中では、知らないオトコが家に入り込もうとしていたのです!?
私の心霊系の相談相手の迅さん(仮名)いわく、そのオトコの霊は妻が客の家で見た霊と同じオトコで、妻に標的を定め憑いてきたそうなのです。
もし、あの時、妻が窓を開けていたら一体どうなってしまっていたことか……。
その日から二、三日後、集配の仕事をしている私も、その団地に行った時に不思議なモノを見てしまいました…。
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