257人が本棚に入れています
本棚に追加
段々と物足りなくなった直哉は、右手を腹の上に滑らせて下腹部へと伸ばす。
前はゆるく起ち上がり、下着を押し上げ主張していた。それをゆっくりと撫で上げる。
「ん……、はぁ……」
ゆるゆると上下に擦り、時たま先端を撫でる。
胸の刺激と相まって、焦らすような刺激に小さく声が漏れた。
「あっ……んん……ふ……」
右手はそのままに、左手をベットの下に手を伸ばした。そこには引き出しがあり、中からローションとディルドを取り出す。中にはバイブやローターのだと言った道具もあったが、直哉はあえてディルドを選んだ。
それは相手に水音をよく聞かせたいがため。
「ちゅ、んん、はぁ……あ……」
直哉はディルドを舐め上げ、それを頬張るように口に含んだ。
まるでフェラでもするかのように、ヌポヌポと口腔に挿入する。そのせいでくぐもった声が部屋に響いた。
「ん、ぐっ……うっ、んん」
それと同時進行で、直哉は下着を脱いだ。そこら辺に放ると、器用に片手でローションの蓋を外す。それを下に向けると、後孔に向けて垂らした。
ローションは温く、それを指の腹で擦りつける。
「あぁっ、ふっ、ん、ん」
指を入れると、後孔はなんなく飲み込んだ。二本目を入れると、掻き回すように抽挿を開始する。
グチュ、グチュ、ジュ、ジュ。
もはや唾液の音かローションの音なのかよくわからなくなっていた。
最初のコメントを投稿しよう!