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「、、、悲しい瞳」
美月は男の頬に手を伸ばす
そっと美月の手が男の頬に触れる
「どうして、、そんなにも悲しげなの、、」
美月の瞳にうつる男の姿
男がそっと美月の手を握り、頬から離す
『、、、名を教えてくれぬか?』
「、、美月」
『美月どの、、、良い名じゃ』
そう言い残し、男は はその場に背を向けた
「、、、あなたの名は、、、」
ゆっくりと男が振り返る
『、、晴明』
「また、、お会いしとうございます、、」
晴明は微かに頷き返し、夕闇に消えて行った
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