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~相瀬~
♪♪~♪~
笛の音と巫女の舞
湖の畔で交わされる言葉少ない時間
「晴明さま、、今宵もありがとうございました」
『美月どのにみやげを、、』
晴明が懐から箱を取りだし、
美月の手に置いた
「こっ、これを私に?」
美月はゆっくりと箱を開ける
そこには金色のとても豪華かつ綺麗な扇子が
入っていた
『美月どのの舞に似合うよう、
お持ちしたかぎりだが、、』
美月は扇子を手に取り、ゆっくりと開く
金の扇子に描かれし蝶の柄
「あ、、ありがとうございます」
微かに赤らむ頬を隠すように
美月は俯いた
「晴明さま、、いま一度笛の音を
お願い出来ますでしょうか」
♪♪~♪~♪~
夜風とともに響く笛の音と
金色の扇子と共に舞う
月の光が2人を照らし
穏やかな時間が刻まれてゆく
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