青春は無力

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放課後、公園のブランコで無邪気に遊ぶ君とよく話しをしていた。 僕はそのとき一瞬だけ視界に入った、君の太もものキスマークが忘れられない。 君は、こんなぱっとしない僕にも優しく接してくれた。 とても思いやりがある清楚な人なんだって思っていたのに。 すごく勝手なことだけど、なんだか裏切られたような気がして、それから君とほとんど話さなくなった。 それからしばらくして、君が親から虐待を受けていたことを人づてに知った。 僕にはもう、なにもしてあげられなかった。
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