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普段動かない口はすらすらと言葉を吐きながら、何でもないはずだった一日を過ごす。
ふと、幼稚園で歌った歌をなつかしく思う。線路は続くのだろうか。明確になった歌詞の意味が僕に覆いかぶさってくる。
悩んだ挙句、僕は死んだ。予備動作などなく、飛び込み自殺のように。
みんな自分の道ばかり
いずれ止まることも知らずに
幸せ気分でガタンゴトン
みんなで行く幸せの道
ぼくだけちっちゃな きしゃポッポ
横道それてさようなら
はなれる間際にこう思う
いつまで待ったら終点なの
そこには幸福待ってるの
みんなの線路 花畑の道
長く続いて飽きちゃった
荒れた線路も見てみたい
いったい僕たち どこまで行くの
不安定なままどこまでも
とりあえず僕のきしゃポッポ
終点見えてよかったね
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