この世のルール

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この世のルール

この世は物質社会だ。眼に見え触れて確かめられる「確実」なものを重要視して成り立っている。当然だ。いくら目に見えていても触れられないのでは「証明」が出来ず、どんなに触れてもそれが目に見えなければ「信用」してもらえない。 何時如何なる時においてもその確実性を求められるのがこの社会だ。確実性の低いもの、不確定で未確定な要素は基本的に好まれない。その場しのぎの口約束、綺麗事並べた理想論、理想ばかりのマニュフェスト・・・。どんなに声高らかに述べ歌おうがこれらの不確定要素は眉唾物の絵そら事に他ならず正しく絵に描いた餅でしかない。その確実性は残酷なほどに低く、大抵あてにならない。そしてこれには「夢」や「希望」といったものもすべからく該当する。
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