手袋。

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ロッジの片隅で持参してきたお握りを頬張る。 ペットボトルのお茶を飲む。 そうしながらも頭の中はあの赤い手袋のこと。 なぜこうも気になるのかわからぬまま、休憩を終えて、再びゲレンデへ。 リフトに揺られながら下を確認。やはりあれはそこにあった。 まるでリフトからぶら下げた足へとその手を伸ばすように上を向いて突き刺さっていた。 ・・・行って、みるかな。 休憩を挟んだからだろうか。なぜか俺の心は重く沈んでいた。
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