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それから、放課後の校庭で友達とサッカーをする少年の姿を見かけるようになった。
町中でも、少年はいつも周りの男の子たちと楽しそうに笑っていた。
聞いた話では、少年の父親が会社に相談し、なるべく子供と過ごせるように配慮してもらったそうだ。
きっと、これからも悲しい事は少年や教え子たちに起こるだろう。
けれど、それに以上に多くの幸せが少年たちに訪れる事を願いながら、私は体育館でピアノを奏でた。
そして、少年たちは笑顔で小学校を卒業していったのだった。
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