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毎日がそうめんとスイカと麦茶で生き抜くはめになり、しかして腹のぶよぶよが気になってアイスを取る手は恐怖に震え、昨夜半分だけ食べたケーキは朝日を待たずして一晩で腐ってしまう。
それが夏だ!
私にとって生命力に溢れる夏という季節は単なる拷問にすぎない。あついから!
おーる らいふ えんじょい さまー!?
夏は楽しいものだと誰が決めたんだ。
三歩譲って夏を楽しむ人種がいることは認めるとも、私は狭量じゃないぞ。
そして彼らも自由に楽しむといい。
だがそれを当然のこととして押し付ける同調圧力はいかんともしがたいものだ。
思い起こしてくれ、親友。
私は君と何度も何度もプールへ行っただろう。
恐るべきは今年もその夏の日々がやってくることだ。
いいか親友、夏が来たということはプールに海と水着関連のイベントが目白押しなんだ。
もちろん最大の関心ごとが水着であることに議論の余地はない。
街中に下着で出れば逮捕されてしかるべき社会において、そこがプールであるというだけで下着よりも露出度の高い水着に正当性が与えられる。
アニメも漫画もゲームも揃いも揃って水着になる季節に、私は万感の思いを込めてヘイトを叫ぼう。
春先の努力が足りなかったのは認める、かき氷にアイスにシャーベット、ジェラートに氷小豆にしろくま。
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