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秋月が帰る頃には
もう朝になっていた
会社は病気と言って
休みをもらった
先輩に会うと思うと寒気がするし
身体も思うように動かない
今日、金曜日だから
先輩には3日間は会わなくてすむ
秋月には
警察に通報しましょうと言われたが
男に犯されたなんて…
言いたくない
色々考えたが通報しなかった…
もう何も考えたくない
俺は布団にくるまり
無理やり眠りについた
何時間たっただろう
ピンポーン
チャイムで起こされた
ゆっくりと身体を動かし
ドアを開けると
秋月がいた
静:なんでお前…ちょっ
秋月は大きな荷物をかかえ
俺の部屋に入ってくる
大:ふー
重かった
八木先輩、今ご飯作りますね
静:へっ?
秋月は戸惑う俺を無視して
料理を始めた
静:ちょっ秋月
なんで来たの?
大:忘れたんですか?
一緒に住むって言ったでしよ
よろしくお願いしますね
秋月は無邪気に笑った
あー
言った気がする…
にしても行動が早いな
まぁいいか
静:なんかお前
会社と違うな
大:嬉しいんです
八木先輩といれて
俺はなんだか恥ずかしくなって
寝室に戻った
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