1305人が本棚に入れています
本棚に追加
/120ページ
俺が先輩を睨むと
逃げるように新入社員を呼びにいった
勇：こっちだ大樹ー
お前の教育係様だぞ
先輩は俺の前に新入社員を
立たせ挨拶させた
大：初めまして秋月大樹(あきづきだいき)です。
よろしくお願いします。
静：あぁよろしく
勇：そっけないなー
もっと優しくしてやれよ
まぁ静、大樹をよろしくな
静：はい
この日から俺は
秋月に仕事を教えることになった
秋月は仕事を覚えるのが早くて
教える側の俺はすごく楽だった
秋月は愛想もよくて
誰にでも笑顔ですぐに仲良くなってしまう
その上、顔も整っていて背が高い
女性社員の注目の的だ
だけど俺は秋月のことが苦手だ
俺が愛想がよくないから
少しうらやましいっていうこともあるが
正直な所
いつもにこにこして
何を考えているか分からないし
なんだか恐く感じる
だから俺からは近づかず
距離をとって接している
最初のコメントを投稿しよう！