朝のひととき
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朝のひととき
夏を迎えても、田舎である霞野(かすみの)の空気は冷たく、そして澄んでいた。 窓をガラリと開けると、そこには一面の緑、緑、緑。 木々以外はほとんど何も見えない。 隣の家でさえ、ここからじゃ見えない位に遠い。 たが、その事に特に不満はない。むしろこの風景や空気の味は僕だけのもの。 大きく息を吸い込み、肺いっぱいに空気を満たす。空気にも味はあるんだな、と霞野に来て初めて知った。
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