朝のひととき

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大きく息を吐いてから、2階の階段を降り、食卓へ向かう。 そこには、白米、鮭、味噌汁、卵焼きという典型的な日本食が並べられている。 俺の母は葬儀屋という珍しい職業をやっている。 そのせいか、家には大量のガムやらおにぎりやらが散乱している。 母は夜だろうと昼だろうと関係なく葬儀があれば行くような人で、そんな慌ただしい音のお陰でほぼ毎回起きる羽目になっている。 そんな母だが自分なりの信念を持っていて、朝ごはんは和食というのもその一つだ。
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