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「あの、もう、大丈夫です。」
恥ずかしそうな、小さな声。
ダイレクトに俺の脳を痺れさせる。
深呼吸をしてから振り返ると、ベッドの上で彼女が真っ赤になっていた。
「湿布を貼るから、足見せてくれ。」
なるべく、ぶっきらぼうに言ってみる。
まだ、甘い雰囲気は不味い。
とりあえず、湿布が先だ!!
ほんのり赤く腫れている左足首に湿布を貼る。
良かった、大した事なさそうだ。
これならば、湿布を貼って、歩かないようにすればすぐ治るだろう。
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