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朝、おふくろの事は放っておいて、二人とも仕事に行く。
「悪い、おふくろが急に来て。
窮屈な思いさせたな。」
「いえ、楽しかったですよ?」
にこにこと答える。
もし本当に嫁になったとしても、嫁姑問題は大丈夫そうかな?
思いがけずに母親に紹介することになってしまったが、悪い方向へ向かわずに済んでよかった。
これはもう、早い内にプロポーズした方が良いかもな。
あのおふくろが、何かやらかさないとは限らないし。
「今日はおふくろ、帰ると思うんだ。
一度加奈子の部屋の様子を見て、又俺の部屋に泊まろう?」
「はい!
では、又、お昼にでも!!」
嬉しそうに元気な返事をして仕事場へと向かう。
本当に分かってるか?
今晩こそ、俺と二人きりで過ごそうって言ってるんだぞ。
・・・・・
初めての日は、ホテルが良いかな?
明日は休日だし、ちょっと良いホテルでも探してみるか。
おふくろ、ちゃんと帰っててくれよ!!
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