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「こうして起動してみたが、何でああなったかがわからないな」
手慰みに起動していた、ホーリーレイの魔術陣を消しながら考える
何もせずに、ただ歩き続けるのは、気が滅入るからだ
嫌悪感が強いが、必要な事と割り切ってもう一度、思い出す
戦う覚悟は決めた、それなら現状把握は必須だと思ったからだ
あの時は、当たった時に逃げ出そうとした
フォレストウルフにもう一度当てた瞬間に、まるで体内から爆発するように
四散したんだ、えぐれた地面、削られた木々
(魔法文字では魔力を束ねて照射する、どこにもそんな効果は……)
そこまで考えた所で、賑やかな喧騒が聞こえてくる
立派な門を構えているその街、プレイヤーが最初に目にするその場所は
「始まりの街、ラスティア」
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