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耳障りな音を立て、あっという間に私の体はあらゆる部分がありえない方向に曲がり、ひしゃげた。
私は声にならない悲鳴を上げた。
「じゃ、お勤めご苦労様」
だが、冷徹なこの男は全く何も聞こえていないかのように更に力を込める。
旦那様が褒めて下さった白くて滑らかな体は、もはや影も形もないまでに虐げられた。
そして私は、元いた部屋より固く埃っぽい部屋に放り込まれた。
扉が開けっ放しの、変わった部屋だった。だが元々寝たきりだった上に暴行を受け、ひしゃげた体は身動き一つとれない。
誰か━━。
助けを呼んでも、誰も来ない。あの男も、旦那様も。
どうして、旦那様。あんなに私に触れて下さったのに、何故━━。
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