先生にはナイショ。(鈴宮凛番外編)

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「そんな顔されたら抵抗できなくなるじゃないですか……」 「凛は?」 「名前呼び……」 「言って欲しい。俺をどう思ってるかちゃんと」 急に先生モードじゃなくなった逢坂先生にドキドキしてしまう。 「好き….…です」 「顔真っ赤。本当可愛い……」 「やっ……ブラは……」 「全部見せて、凛」 ブラを外され、胸が露わになる。 「そ、そんなに見ないでくださいっ」 「やだ、授業なんだからちゃんとしないとね」 「あっ……」 先生に胸を舐められ、身体がびくんと反応する。 「声我慢しないと駄目だよ、凛。バレちゃうよ?」 「だ、だって先生が突然……やっ……」 「駄目だって。我慢しないと」 「い、意地悪しないでください。んっ……」 胸ばっかり責められ、身体がびくびく反応し、声を我慢するのも大変。 「やだ、そんなおっぱい吸わないでください….…」 「何で? 気持ち良いんでしょ? 身体は正直なのに」 「だ、だってこんなエッチな事先生としてるなんて……」 「いけなくて興奮するでしょ?」 「せ、先生……」 「そんな困った顔してもだめ。授業はしっかり最後まで受けてもらわないと。出来ますよね?」 禁忌を犯していると分かりながらも、最後まであたしは抵抗しきれない。 「先生……好き….…」 「うん、俺も。大丈夫、全部俺に委ねて」 誰にも気付かれないまま最後までしてしまった。その瞬間、いきなりアラームの音が鳴り響いた。 「何!?」 気付いたら自分の部屋。 「夢……かぁ。リアルすぎるわよ!」 初めてあんな過激な夢を見た。姫菜のせいなんだからね! 「先生と夢の中であんなエッチな事……」 思い出したら顔が一気に熱くなる。だけど、今は現実。 「ありえないよね」 幸せな夢から目覚めた時って何でこんなに虚しいんだろう。辛い……。 現実じゃ、先生とあんな風に愛し合うとかまず無理。切ないな……。 「おっはよう、凛! 漫画どうだったー?」 「返す!」 「何で不機嫌なの!」 学校に着き、姫菜に会うとすぐあたしは漫画を返した。 「もう姫菜には漫画借りない。刺激が強すぎるわ」 「えーっ! めっちゃきゅんきゅんするのに」 爽やかなラブストーリーのが良いわ、あたしは。もうあんな過激な漫画は読まない!
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