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「お姫さま……?いや、違うだろ?晃、どちらかというと…お子ちゃま?」
はあ?何その毒舌は?
私の今のお断りの返事がそれ?
「ちょっと!」
そう言いかけた私の体は、グイッと傾き引っ張られていた。
「なんでもいいから早く入れよ」
翔太郎とかいう男に引きずられている事がわかり、私は慌てて体をよじった。
「やめて!離して!」
騒ぎまくる私に、小さくため息が聞こえた。
「ほら」
いきなり手を離され、私の体は素直に重力に引っ張られ尻餅をついた。
「もう!なんなのよ!」
自分の会社の副社長なんて、これっぽちも頭から抜けていた私は思ったまま叫んだ。
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