ルームシェアじゃないんですか?

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※※ 次の日、円花から連絡があり、一緒に昼食を取ることにした。 会社の一本裏手にある、蕎麦屋に向かい会社を後にした。 「こないだはごめんね。どうしたの?」 あの時とは全く状況が違ってしまった現状に、何から話すべきかわからず円花を見た。 「何からはなせばいいのかな……。まあゆっくり座ってから話すよ」 二人で奥の席に案内されると、私は周りをきょろきょろと見渡した。 「どうしたの?」 「え?同じ会社の人がいないかなって確認」 小声で言った私の言葉に、円花は怪訝な表情を浮かべた。 「どうして?何かまずい話なの?」 「そういう訳じゃ……」 「あっ、例の人がどこの部署かわかったの?」 興味津々といった表情で言った円花に、私は苦笑いを浮かべた。 口止めをされている訳ではないが、この事を話して言いか確認をせずに、いくら仲のいい友人と言えど話して言いかわからず、私は曖昧に言葉を濁した。 「とりあえず結婚しないといけなくなったみたい」 要点だけ伝えた私に、円花は「えー!」と不満げな声を上げた。
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