ルームシェアじゃないんですか?

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23時を回っても今日もまだ翔太郎は帰ってきていない。 確かに、私もただのルームシェアと意地のように毎日自分の部屋にこもって、何時に翔太郎が帰ってきるのかも知ろうとしなかった。 こんなの……。寂しい。 フワリとした感覚に、私はぼんやりと目を開けた。 「悪い。起こしたな」 え? すぐそばに温かさを感じ、ぼんやりと私は目を開けた。 直ぐそばに覗き込む翔太郎の瞳があり、私は慌てて身を起そうとした。 「バカ、落ちる」 その言葉に、翔太郎に抱き上げられていることに気づき私は動揺した。 「あれ?なんで……?」 「ソファで眠ってたから、部屋に運ぼうと思った」 翔太郎の言葉に、私はあのまま眠ってしまった事にようやく気付いた。
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