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「どうしたんだよ」
少し怒りを滲ませたように言った翔太郎に、私はキッと睨んだ。
「今日ご飯食べましたか?」
私の問いに、翔太郎は驚いたようにポカンとした表情を見せた。
「あっ……どうだっけな」
そっけなく答えた翔太郎の言葉に、私もため息をついた。
「シャワー浴びて、降りてきてください」
「え?お前は早く寝ろ」
「いいから、早くしてください」
強い口調の私に、翔太郎も表情を曇らすと、
「お前、俺の言う事聞けないの?」
でたよ。ブラックな翔太郎。
イジワルそうな表情を浮かべて、スルリと私の頬に触れ、顔を近づけてきた翔太郎をグイっと押し返すと、私は階段を下りながら翔太郎を振り返った。
「早くしてください」
「わかったよ」
スーツの上着を脱ぐと、翔太郎は自分の部屋へと上がっていった。
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