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「どうした?晃だった?」
「はい。今上がってもらいました。土曜で道が空いてたみたいですよ」
その私の言葉に、翔太郎さんは怪訝な表情を見せた。
「なに?上がってもらった?」
あれ?なんか不機嫌?
「だめでした?まだ早いし、晃さんも朝食を……と思ったんですけど……」
不安げに声をかけると、翔太郎さんは「別に」それだけをいうと、黙々とサンドイッチとコンソメスープを口に運ぶ。
「ねえ、翔太郎さん……」
不安になり、声をかけた所で玄関でインターホンがなり、私は言葉を止めると、パタパタと玄関へと向かった。
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