猫系女子

2/5

109人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
……どれくらい飲んだのか、気がついたら、自分の部屋に居た。 「……いつの間に…」 ぼんやりと起き上がると、 「……起きたんですか?」 と、ベッドに近寄る影があった。 「…え、なんで…」 そこにいるのが信じられなくて、呆然とするのに、 「家まで送ってって、先輩が言ったんじゃないですか。……忘れたんですか?」 顔をそばだててくる。 「…仁藤君、ちょっと……」 近すぎる気がして、ベッドの上を後ずさる。 「……お水、持ってきてあげただけですよ」 グラスを差し出して、微笑む。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

109人が本棚に入れています
本棚に追加